超能力を持つ人物が活躍する海外ドラマを探しているなら、どんな能力が登場するかだけでなく、その力を使って何をする物語なのかに注目すると自分好みの作品を見つけやすくなります。
例えば、さまざまな能力者が世界の危機に立ち向かう『HEROES/ヒーローズ』と、霊能力で事件を解決する『ミディアム』。

どちらも同じ能力系ドラマですが、方向性は大きく異なります。
この記事では、超能力が物語の中心にあるアメリカ・イギリスの海外ドラマを中心に9作品を紹介します。
ヒーローアクションからミステリー、青春コメディ、心理ホラーまで、能力の特徴・作風・向いている人を比較していくので、次に見たい作品を探してみてください。
超能力が登場する海外ドラマ9作品の比較
| 作品 | 主な能力・設定 | 作風 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|
| HEROES/ヒーローズ | 時間操作、再生、予知など | SF・サスペンス | 多彩な能力者が登場する群像劇を見たい |
| アンブレラ・アカデミー | 兄弟姉妹それぞれの特殊能力 | SF・アクション・家族劇 | 能力者たちの衝突や家族関係を楽しみたい |
| Supacell/スーパセル | 一般人5人に発現する超能力 | SF | 普通の人が能力を得た後の葛藤を見たい |
| Misfits/ミスフィッツ | 透明化、時間を戻す力など | 青春・ブラックコメディ | 型破りな若者たちの能力ものを見たい |
| レギオン | 主人公に秘められた強大な能力 | 心理SF・スリラー | 現実と幻覚が交錯する謎を楽しみたい |
| ミディアム | 予知夢、死者との交信 | 事件捜査・ミステリー | 特殊能力で事件を解決するドラマが好き |
| レイジング・ディオン | 少年に発現する超能力 | 家族・SF | 親子の絆や成長を描く作品を見たい |
| ノット・オーケー | 少女に突然現れる超能力 | 青春・ダークコメディ | 思春期の悩みと能力覚醒を描く作品が好き |
| キャリー(2026年ドラマ版) | テレキネシス(念動力) | 心理ホラー | 能力の覚醒と恐怖を描く暗い作品を見たい |
なお、今回紹介するのは、登場人物自身が特殊な力を持ち、その能力が物語に深く関わる作品です。
魔物や超常現象が出てきても、主人公の能力が中心ではない作品は原則として対象から外しています。
超能力が登場する海外ドラマおすすめ9選
HEROES/ヒーローズ|さまざまな能力者が登場するSF群像劇


いろいろな種類の超能力が登場するドラマを見たいなら、『HEROES/ヒーローズ』がおすすめです。
世界各地で暮らす普通の人々が、ある日突然、自分に特別な力が備わっていることに気づきます。
時間や空間を操る力、傷を再生する力、未来を予知する力など、その能力はさまざま。
登場人物たちは戸惑いながらも、自分の力に隠された意味と、人類を脅かす危機に向き合っていく……というストーリーです。
最初はみんなバラバラの赤の他人ですが、次第にお互いの運命がつながり、大きな一つの物語になっていきます。
手を組む者もいれば敵対する者もいるため、能力者同士の関係や、複数の伏線が交わる展開を楽しみたい人におすすめです。



登場人物が多いので、キャラの把握が苦手な人には微妙かも……。
▶︎ 『HEROES/ヒーローズ』はどこで見れる?Netflix・U-NEXTなど全4シーズンの配信状況
アンブレラ・アカデミー|特殊能力を持つ家族のSFアクション
個性的な能力者たちのアクションと、複雑な家族関係の両方を楽しみたい人におすすめしたいのは『アンブレラ・アカデミー』です。
かつてスーパーヒーローとして育てられた兄弟姉妹が、養父の死をきっかけに再会。疎遠になっていた家族は、隠されていた秘密と世界を脅かす危機に巻き込まれていきます。
兄弟姉妹はそれぞれ異なる力を持っていますが、特別な能力があるからといって、チームとしてまとまっているわけではありません。



むしろ、考え方の違いや過去の確執から衝突を繰り返すところが、本作の大きな特徴です。
『HEROES』が各地の能力者たちの運命を描く群像劇なら、こちらはすでに能力を持つ家族の関係性と、彼らが直面する危機に重点があります。
派手な展開だけでなく、クセの強い登場人物同士の掛け合いを楽しみたい人にも合うでしょう。
本作品は、Netflix公式で全4シーズンが配信されています。
Supacell/スーパセル|普通の人々が能力に目覚めるシリアスな群像劇


スーパーヒーローではない一般人が突然能力を得たらどうなるのか。そんな設定にひかれる人におすすめです。
舞台はロンドン南部。そこで暮らす平凡な5人が、それぞれ特別な力を持っていることに気づきます。
中心となるのは、愛する女性を救おうとするマイケル。彼は能力を持つ人々を集めようとしますが、彼らにはそれぞれの生活や事情があり、簡単に一つのチームにはなれません。
本作は超能力を扱いながらも、登場人物の日常や人間関係に重点を置いたシリアスなドラマです。
同じく複数の能力者が登場する『HEROES』と比べると、特別な使命を背負うヒーローよりも、普通の人々が力を得ることで変化する人生に関心がある人に向いています。



明るいヒーローコメディを期待している場合は、次に紹介する『Misfits』のほうが好みに合うかもしれません。
Netflix公式では、シーズン1の全6話が配信されています。
Misfits/ミスフィッツ|若者たちが能力を得るブラックコメディ


型破りな登場人物と、ユーモアのある超能力ドラマを楽しみたいなら『Misfits/ミスフィッツ』がおすすめです。
奉仕活動を命じられた5人の若者たちが、活動初日に嵐と雷に見舞われたことをきっかけに、突然特殊能力を獲得します。
透明人間になる力や、時間を戻す力など、登場する能力はさまざま。しかし、能力を得たからといって、彼らが立派なヒーローになるわけではありません。
問題を抱えた若者たちが、自分の力に戸惑いながら騒動に巻き込まれていく、クセの強い青春SFです。
同じ「普通の人が能力に目覚める」設定でも、『Supacell』よりブラックユーモアや人物同士のやり取りを楽しむ方向の作品といえます。
本作品は、Hulu公式でも「やや大人向けのドラマ」として紹介されている作品です。
明るく爽やかな青春ドラマや、家族で安心して見られる作品を探している人は作風に注意してください。
レギオン|能力と現実認識をめぐる心理SF


単純なヒーローアクションではなく、謎の多い心理スリラーを楽しみたい人におすすめです。
主人公のデヴィッド・ハラーは、幼い頃から自分に聞こえる声や見える光景に悩まされ、精神科での治療を受けてきました。
しかし、ある女性との出会いをきっかけに、それまで自分が見聞きしてきたものが、単なる思い込みではない可能性に気づきます。
彼の身に何が起きているのか。本当に特別な力を持っているのか。物語は、デヴィッド自身の認識と能力にまつわる謎を軸に展開します。
本作の面白さは、能力の強さだけでなく、何が現実で、何を信じてよいのか分からない感覚にあります。
そのため、分かりやすい勧善懲悪のヒーローものを見たい人よりも、不可解な出来事を考察しながら楽しみたい人に向いているでしょう。
ミディアム 霊能者アリソン・デュボア|霊能力で事件を解決するミステリー


特殊能力を使った事件解決ものが好きなら、『ミディアム』がおすすめです。
主人公のアリソン・デュボアは、夫と3人の娘と暮らす母親であり、夢を通して死者と交信できる霊能力者でもあります。
彼女はその力を捜査に生かし、事件の真相や犯人の手がかりを探る日々。
本作で中心になるのは、霊能力によって得た情報から事件を解決していくミステリーと、家庭を持つアリソンの日常です。
『HEROES』のように世界の危機へ立ち向かうドラマよりも、一つひとつの事件の謎を追いながら、主人公の生活も楽しみたい人に向いています。
ただし、殺人事件や死者を扱うため、超能力を題材にした明るいファミリードラマを期待する場合は注意が必要です。
レイジング・ディオン|超能力を持つ少年と母親の家族ドラマ
超能力と親子の絆を組み合わせたドラマを見たい人におすすめなのが、『レイジング・ディオン』。
夫を亡くしたシングルマザーのニコールは、一人息子のディオンを育てるなかで、息子に普通では考えられない力があることを知ります。
ニコールはディオンの能力を周囲に知られないようにしながら、彼の身に起きる不思議な現象の真相を探ろうとしますが……。
本作の特徴は、能力を持つ子どもだけでなく、その力を理解し、守ろうとする母親の視点からも物語が描かれることです。
『アンブレラ・アカデミー』が特別な能力を持つ家族の衝突を描く作品なら、こちらは親子が一緒に問題へ向き合う姿が中心になります。



能力バトルだけでなく、子育てや親子の関係を描く物語が好きな人に合うでしょう。
ノット・オーケー|能力に目覚める少女の青春ダークコメディ
超能力の覚醒と思春期の悩みを組み合わせた、少しダークな青春ドラマを見たい人におすすめです。
主人公のシドニーは、高校生活や家庭の問題、親友への複雑な感情に悩む少女。
ただでさえ自分の気持ちを持て余している彼女に、ある日突然、不思議な超能力が現れます。
本作は、力を得た少女が正義のヒーローになる物語ではありません。人間関係や感情の揺れが、能力の覚醒と結びついていくところが特徴です。
同じく少女が特殊能力に目覚める『キャリー』とは設定に共通点がありますが、『ノット・オーケー』は思春期の戸惑いや人間関係を、ダークコメディを交えながら描く作品です。
心理ホラーより青春ドラマの要素を楽しみたいなら、ぜひチェックしてみてください。
キャリー(2026年ドラマ版)|念動力といじめを描く心理ホラー
超能力に目覚める少女の孤立や恐怖を描いた、暗い心理ホラーを見たい人におすすめです。
父親を突然亡くしたキャリーは、公立高校での生活を送るなか、SNSを通じたいじめや周囲からの厳しい扱いに直面します。
そして思春期の変化とともに、物を動かすテレキネシス(念動力)が目覚め始めます。
本作で描かれるのは、特別な能力を得た喜びだけではありません。少女が周囲から受ける圧力や孤独と、目覚めた力が重なっていく恐ろしさです。
『ノット・オーケー』も感情の揺れと超能力を扱いますが、『キャリー』はよりホラー色が強く、いじめや孤立が物語の重要な要素になっています。
軽快な青春コメディを見たい人には向きませんが、能力の覚醒と人間の恐怖を結びつけた作品を探している人には有力な候補です。
2026年版は映画ではなく、マイク・フラナガンらが手がけた全8話のドラマシリーズ。Prime Videoの独占配信で、全8話が配信済みです。









