Netflixオリジナルの実写版「今際の国のアリス」を全3シリーズ視聴しました。
漫画は数年前に完結まで読了済み。ところどころ忘れている部分はありつつも、一気見するほど面白かった作品です。
本記事では、ネタバレを極力避けつつ、面白かったポイント・特におすすめなエピソード・気まずいシーンの有無などを解説します。
「今際の国のアリス」はどんな話?
「今際の国のアリス」は、麻生羽呂の同名漫画を実写ドラマ化した作品です。
ある出来事をきっかけに無人の渋谷に迷い込んだプレイヤーたちが、命懸けのげぇむに参加することを強いられながら脱出を目指して奮闘する姿が描かれます。
主演を山崎賢人、ヒロインを土屋太鳳が演じました。
「今際の国のアリス」の面白さを徹底解説
「今際の国のアリス」は全体的に満足度が高かったのですが、特に面白いと感じたポイントは以下2つです。
心理戦・頭脳戦としての完成度が高い

心理戦・頭脳戦が大好きなわたしが「このドラマおもしろ!」となったのは、ゲームの完成度の高さ。
開催されるゲームはフィジカル系・頭脳系・心理系…など複数あるものの、ほとんどのゲームがぼんやりとしたルールだけを伝えられてスタートするので脳死で挑むと死ぬ仕組みになっています。
フィジカル系ゲームであっても、観察や考えることをやめるとヒントや本当のクリア条件を見落としてしまうため、常に頭脳戦・心理戦がかけ合わさっている感じ。
だからこそ「ハート(心理戦)」のゲームのえげつなさは群を抜いていて、心を弄ぶような……と形容されるだけあるものばかりです。
そして主人公・アリスは天才でも何でもないですが
- 仲間想いで共感性が強い
- 記憶力や観察力に優れている
という強みがあり、その才能が数々の突破口を導き出す糸口につながります。
不完全なルールに、少しずつピースを当てはめて解を見つける工程が快感です。
映像のクオリティ、原作の再現度が高い
映像に関しても、さすがNetflix!と言いたくなるほどの高クオリティ。
無人渋谷のインパクトや、その場にいるかのような臨場感・映像の迫力が凄まじく、あっという間に世界観に引きずり込まれたというのが正直な感想です。
一応、わたしは数年前に原作漫画も完結まで読破していて、忘れている部分もありつつも、全体的な流れは把握済み。
そのうえでもゲームの再現性が高く、むしろ映像化したことでわかりやすくなった部分も多いと感じました。
原作派の方からは「削りすぎ」のような否定的な声もあるようですが、理解しやすさ・没入感を得やすいのはNetflix版かなと思います。
ゲームによってはセットが安っぽいところがありますが、完全な別世界設定のSFものではなく、実在する渋谷の建物などを会場にしていると考えれば、こんなもんかなとも思ったり。
「今際の国のアリス」各シーズンごとの感想
「今際の国のアリス」のシーズン1からシーズン3までの感想をまとめました。
なるべくネタバレは避けていますが、完全に言及しないのは無理なので、未視聴のシーズンの感想を読むときはご注意ください。
シーズン1のあらすじ・感想
親友のカルべ・チョータとともに渋谷で遊んでいたアリスは、渋谷が無人と化していることに気づく。
誰とも出会わないまま夜になり、光に導かれるように建物に入ったアリスたちは、やっと出会った女性から、この国で生きるためには命懸けのげぇむに勝ち続ける必要があることを告げられて……。
「今際の国」シーズン1では、アリスがカルべ・チョータらと共に無人渋谷に迷いこみ、戸惑いつつもげぇむに参加する姿が描かれます。
ビザの説明やげぇむの説明などはなく、主人公も視聴者も何もわからない状態でいきなり参加することになった「生か死か」は運ゲーかと思いきや、ちゃんと頭脳戦で1話目から大興奮しました。
シーズン2のあらすじ・感想
ネクストステージに突入し、渋谷は突如として大量虐殺の舞台と化す。体勢を立て直すため、一時撤退を決めたアリスたちだが、その騒動で仲間と離れ離れに。
絵札の管理人との勝負に挑んだその先にある真相とは……。
ビーチの崩壊後、残りの絵札を集めるべく、ウサギやチシヤたちと共にげぇむに奮闘する姿が描かれます。
原作漫画の内容はシーズン2で完結。最後まで原作準拠で作成されていました。
一部オリジナルゲームが入っていたみたいですが、あれはちょっとヌルゲーすぎませんか?本質は「勝ち負け」じゃないということかもしれませんが……。
とはいえ、全体的に心理戦や頭脳戦が多く、チシヤが単独で挑んだ「どくぼう」は一番のお気に入りです。
シーズン3のあらすじ・感想
記憶を失った状態で現世に戻り、各々の生活をしていたアリスたち。
アリスとウサギは結婚し、順風満帆な日々を送っていたが、死後の世界を研究するリュウジ(賀来賢人)との出会いをきっかけに、再び今際の国への道が開かれる。
「今際の国のアリス」シーズン3は、Netflixの完全オリジナルストーリー。
視聴が出遅れたのですが、SNS等を見ていてもかなり賛否両論なシーズンのようです。
個人的には引き伸ばし感があるのは否めないけど、多少のスッキリ感を与えるためには必要だったと思います。
原作の終わり方はシーズン2の結末とほぼ同じなのですが、正直、読み終わった当時も消化不良のようなところがありました。
おそらく「答えはない」ことが答えなのだと思うのですが、このメッセージをドラマで伝えるためには、やや蛇足感があってもシーズン3は必要だったかなというのが感想です。
「今際の国のアリス」で面白いゲームは?
| シーズン数 | ゲーム内容 |
|---|---|
| シーズン1 | 2話「おにごっこ」 3話「かくれんぼ」 |
| シーズン2 | 3話「どくぼう」 |
| シーズン3 | 2話「おみくじ」 4話「暴走でんしゃ」 5話「ミライすごろく」 |
シーズン1第2話「おにごっこ」
ゲーム自体はシンプルですが、不確定要素が多かったり、今後の重要人物とのファーストコンタクトになったりで印象深いエピソードです。
ビーチと呼ばれる安全地帯の存在や、敵側にもルールがあるなどの世界観をよりグッと深めてくれるような内容になっています。
シーズン1第3話「かくれんぼ」
アリスたちにとって初めての心理戦。
ルール説明がなんとも皮肉で、もう感情が乱されまくったのと、あまりの容赦のなさに震撼します。
げぇむは仲間同士でいくことを見越しての内容なら、ほんとに運営サイドは残酷極まりない。
一番忘れられないと思うげぇむであり、「今際の国のアリス」を見たら絶対に語り合いたくなるエピソードNO.1です。
シーズン3第5話「ミライすごろく」
人間の本質を捉えた、嫌なげぇむランキングならこれが1番。
選んだ未来は必ず起こるっているルールがいやらしい。
「他人のために、あなたの幸せな未来を捨てられますか?」っていう問いかけが究極すぎて、最後の最後でエグいの出してきたなー!とテンション高くなったげぇむです。
こっちだ!と選んだ道が、蓋をあけてみれば……という結果だったり、人生って結局「切り取られた一部」だけじゃわからないよね、っていうメッセージを感じとりました。
「今際の国のアリス」のグロさと気まずいシーンの話数
結論から言うと、グロさはそこそこ。
負けると死ぬ設定なので死亡シーンは毎話ありますが、ビームで瞬殺されることが大半なので目を背けたくなるようなグロ描写はほとんどないです。
ただし目が血で染まる、血が吹き出す等のちょっと生々しい描写は一部あります。
グロの感じ方は人それぞれなので指数にするのが難しいですが、最近の類似作品で例をあげると「イカゲーム」「イクサガミ」などが見れるなら、あまり身構えることはないでしょう。
気まずいシーンについては、頻繁ではないけれど忘れた頃に含まれるって感じです。
モロ行為の最中です!みたいな描写は少ないですが、
- 服を脱ぐ
- 艶っぽい雰囲気
- 体舐める
みたいな描写はちょこちょこあります。
思春期の子と見ると、現実世界でげぇむ会場ばりの緊張感を追体験することになるかもしれません。
比較的軽微でも表示が出るようになっているので、対象のエピソードを見る際は、いったん親が確認してから子どもに見せると安心です。
一応の目安として、性的描写で、ちょっと家族視聴だと気まずいかもなと思ったシーンの秒数を以下にまとめていますので参考にしてください。
シーズン1の気まずいシーン一覧
| 該当エピソード数 | 大体の時間 |
|---|---|
| 2話 | 7分あたり 28分あたり〜32分にかけて(複数回) |
| 3話 | 4分あたり |
| 6話 | 30分あたり〜33分30秒頃 |
シーズン2の気まずいシーン一覧
| 該当エピソード数 | 大体の時間 |
|---|---|
| 2話 | 54分30秒頃〜55分30秒頃 |
| 3話 | 38分50秒頃〜39分 |
| 6話 | 21分頃〜25分頃 |
シーズン2はお尻丸出しの山Pが出てくるので、そういうのがNGな人は山Pが出てきたら薄目で見ましょう。
シーズン3の気まずいシーン一覧
| 該当エピソード数 | 大体の時間 |
|---|---|
| 5話 | 48分30秒頃〜49分頃 |
「今際の国のアリス」はNetflix以外でも見れる?
結論から言うと、「今際の国のアリス」はNetflix以外では視聴できません。
TSUTAYA DISCASでのDVDレンタルもないため、視聴したい場合はNetflixに登録する必要があります。
「今際の国のアリス」原作漫画とNetflix版の違い
「今際の国のアリス」は、原作漫画も面白いです。
実写版は原作漫画準拠で作成されており、非常にクオリティが高いですが、一部は改変・追加されています。
- キャラクター設定
- ストーリーの導入部分
- ゲームの内容や構成
- キャラクターの生死
- 未登場や追加キャラの存在 など
例えば実写版のアリスは感情的で人間臭さの強い人物ですが、漫画版ではもう少し冷静かつ内向的なキャラクターです。
ゲームの順番が違う、Netflix独自のゲームが追加されている等の違いもあるため、原作を上手に再現しつつも、単なる映像化ではない作品に仕上がっています。
まとめ
「今際の国のアリス」は原作の再現度が高く、実写化作品としても成功の部類に入る作品です。
詳細な心理描写は原作漫画にやや劣る点はありますが、そのぶん映像化による迫力が凄まじく、一気見してしまう面白さがあります。
Netflixで全3シーズンが配信中ですので、ぜひこの機会に視聴してください!
他にも「今際の国のアリス」みたいな作品が見たいなら、日本のデスゲームドラマおすすめでまとめています。
