「アンナチュラル」は2018年に放送されたTBS系ドラマですが、今でも名作として語られる作品です。
本記事では、「アンナチュラル」を今からでも見るべきか迷っている方向けに、面白いポイントや神回を解説します。
既に視聴済みで、ロス気味の方は「「アンナチュラル」みたいなドラマ」で似ている作品が確認可能です。
アンナチュラルが面白い!今なお名作と言われる理由は?
結論から言うと、「アンナチュラル」は、今からでも見るべき名作のひとつ。
特にミステリーや医療系ドラマ、1話完結形の作品が好きな方におすすめです。
ここでは、実際に視聴して面白い・見どころと感じたところを5つ紹介します。
Lemonの流れるタイミングが絶妙
「アンナチュラル」でたびたび話題になるのは、主題歌である米津玄師さんの「Lemon」を流すタイミングが超神がかっていること。
ミコトが彼氏と別れたり、故人の事故のシーンで夜空に浮かぶ綺麗な花火が上がったときなど、「ああ……」と気持ちが高まった瞬間に「夢ならば〜どれほど〜よかったでしょう」と流れ始めます。
Lemonの歌詞が素敵というのもありますが、感情と曲の重なるタイミングが絶妙すぎて情緒が揺さぶられまくりです!
Lemonは「アンナチュラル」のために書き下ろしたというだけあって、曲が流れることでドラマが完結しているような気持ちよさがありました。
この神タイミングの話だけでも、友人と「やばくない!?」と超盛り上がれます。
個性的で魅力のあるキャラクター
「アンナチュラル」は個性的なキャラクターが多く、掛け合いが面白いのも魅力のひとつ。
法医学という分野のイメージ的に暗くて堅苦しいかと思いきや、キャラクターがいい感じにガス抜きしてくれて「重すぎず、軽すぎない」雰囲気でサクサク見れるのが良かったです。
主人公・ミコト(石原さとみ)だけでなく、UDIラボメンバーたちの人生観や背景なども丁寧に深堀していて、キャラへの愛情も感じました。
とりわけ、第二の主人公とも言える中堂系(井浦新)のキャラクターが秀逸で、
- 口癖は「クソが」
- パワハラで同僚を退職させている
- 横暴
と、これだけ聞くと嫌なやつなのに、知れば知るほど彼ほど純粋で愛に溢れている人はいないと感じさせる不思議な魅力があります。
そして六郎を演じた窪田正孝さんの、演技力も素晴らしい!!
六郎って家庭でも居場所がないし、将来にも希望がないし、自分にも自信がないため、とにかく感情表現がとぼしいキャラクターなんですよ。
でも、ちょっとしたセリフの間の取り方だとか目線だとかで「言葉にしないけど何考えてるのかわかる気がする」キャラクターになっていたのが凄かった。
六郎が嫌いという声もよく見かけますが、個人的には正義感と自己防衛の間で揺れるところとか、人間らしくて興味深かったです。
法医学という仕事がわかりやすく描かれている
「アンナチュラル」は、法医学に焦点をあてたお仕事ドラマでもあります。
作中でも言及されていましたが、法医学者は全国で170人、実質稼働は150人という狭い世界で、あまり実情を知られていない仕事のひとつ。
ドラマゆえの誇張や分かりやすさを優先した演出に、一部の方面からは「ありえない」「突っ込みどころがある」といった声が上がることもありました。
しかし、そんな細かな整合性を超越するほど、本作が描く法医学の世界は知的で、泥臭く、圧倒的にカッコいい。
UDIラボは架空の組織ですが、「アンナチュラル」はドラマを通じて、法医学者を志す人を増やすきっかけになったのではないかと思います。
科学は日々進歩してるとはよく聞くけど、今って解剖ひとつでここまで分かるんだと驚いたり、こんな機材があるんだと感心したり、とても興味深かったです。
フィクションとしての面白さと、法医学という仕事の重みが絶妙に融合した熱い人間ドラマが最高でした。
生と死について考えさせられる名言がいっぱい
法医学者としてUDIラボで働くミコトたちの信念は、「答えの出ない問いに永遠に向き合い続けなきゃいけない人を一人でも減らす」こと。
「アンナチュラル」の名言は、「死」を扱いながらも、一貫して残された側が“どう生きるか”を問い続ける点に特徴があります。
感情ではなく、選択と責任を重視する現実的な価値観が印象的です。
ドラマ「アンナチュラル」を見ていて心に響いた名言はたくさんあるのですが、特に好きだった名言はこれ。
「死ぬのに良い人も悪い人もない。たまたま命を落とすんです。そして、私たちはたまたま生きている。たまたま生きている私たちは、死を忌まわしいものにしてはいけないんです。」
「アンナチュラル」第8話 – 神倉保夫
大切な奥さんを亡くし、「自分が悪い夫だから神様に取り上げられた。バチが当たった」と言った夫に神倉さんが伝えた言葉です。
過去を背負うサバイバーのミコトや、現在進行形で問いに囚われている中堂、そして毎日多くの死を目にしてきたUDIラボのメンバーだからこそ、生きている人に響く名言があふれています。
赤い金魚の伏線回収が見事
「アンナチュラル」は1話完結型ですが、その中に「赤い金魚」という事件につながる伏線が散りばめられています。
終盤に近づくにつれて、バラバラに見えた出来事ひとつひとつが、実は1つの点と繋がっていたとわかったときの爽快感は鳥肌もの。
長年闇に潜んでいた犯人を、法医学という武器でどう追い詰めていくのか。そのプロセスは、ミステリーとして圧倒的な完成度を誇ります。
特に第9話から最終話にかけての怒涛の展開は、まさに衝撃の連続です。
「アンナチュラル」の各話あらすじ
1話あらすじ「名前のない毒」
死因を、虚血性心疾患だと診断された男性の両親からUDIラボに依頼が入る。ミコトたちが調査を進めるうち、未発見の毒を使われた可能性が浮上して……。
2話あらすじ「死にたがりの手紙」
集団自殺をはかったとみられる4名の遺体。しかし、解剖を行ったミコトたちは1名だけ他殺である可能性に気づく。
3話あらすじ「予定外の証人」
半年前にUDIで扱った事件の裁判で、検察側の代理証人をつとめることになっていたミコト。しかし、女性であることに対して不当な扱いを受ける。
4話あらすじ「誰がために働く」
事故死した男性に過労死の疑いがあり、調査を進めるミコトたち。しかし、関係者は責任のなすりつけ合いをするばかりで……。
5話あらすじ「死の報復」
中堂の衝撃的な過去を知ったミコト。そんな中、自殺と判断された妻の遺体を調べて欲しいという依頼が入る。
6話あらすじ「友達じゃない」
合コンの翌日、東海林が目を覚ますと隣には遺体が。容疑をかけられた東海林を救うべく、UDIラボのメンバーが真相解明に動き出す。
7話あらすじ「殺人遊戯」
顔を隠した動画配信者から「死因を当てて」と指名を受けたミコト。彼の隣には、彼が殺したという遺体があった。
8話あらすじ「遥かなる我が家」
ビル火災で多数の焼死体が運び込まれる。身元の割り出し作業をしていたミコトは、ある死体を見て他殺を疑い始める。
9話あらすじ「敵の姿」
金魚のような形をした口内炎のある女性の遺体が発見される。警察は、中堂の恋人の件と今回の件の関連性を否定するが……。
10話あらすじ「旅の終わり」
連続殺人事件の容疑者が、自ら警察に出頭。しかし殺人に対しては否認を続けているうえに、高瀬と事件を結びつける確たる証拠が出ず……。
「アンナチュラル」の神回ランキング
「アンナチュラル」の神回として言及されやすいのは、4話、7話、8話です。
4話は過労死をテーマにした物語で、利益を求める企業と過酷な労働者という社会構造や、残された家族の話が描かれます。
泣ける話として話題にあがりやすく、花火のシーンやマンホール探しの場面は本当に感動する名シーンです。
7話はいじめをテーマにした回。
何かできることは無かったかと罪悪感に苦しむ学生に、大切な人を失った中堂が伝えた「許されるように、生きろ」が心に響きます。
8話は家族について描いた物語。
帰る家はあっても居場所がないと感じる六郎、妻の遺骨を受け取り拒否する夫、犯罪歴のある息子と疎遠になっていた両親など、立場の違う家族が抱える想いやすれ違いを描いた内容です。
それぞれが向き合おうと一歩踏み出す姿はとても暖かく、大切な人に会いたくなります。
「アンナチュラル」の続編は?
2018年に放送された本作は、約6年経過した今でも名作ドラマとして名前の挙がるほどの人気ぶりのため「なぜ続編がないの?」「映画化の予定は?」と気になる方も多いでしょう。
「アンナチュラル」の塚原監督は、続編について「中途半端なパート2をやるわけにはいかない」という思いを語っています。
しかしながら、キャラクターにもう一度会いたいという気持ちも持ち続けていて、その結果、映画「ラストマイル」でUDIメンバーを再登場させることになりました。
現時点で「アンナチュラル」の直接的な続編や映画化はありませんが、「ラストマイル」はミコトたちのその後に触れられる作品でもあると考えて良いでしょう。
「アンナチュラル」の配信はどこで見れる?おすすめサブスク
- お得に視聴したい → U-NEXT
- 話題の独占配信を楽しみたい → Netflix
- 家族で楽しみたい → Disney+
U-NEXT
初回31日無料
600ptプレゼント
Netflix
話題作や独占配信を見たい人向け
Disney+
ディズニーやマーベル・ピクサーも見放題
※配信情報は2026年4月時点の内容です。最新の配信状況は公式サイトにてご確認ください。
「アンナチュラル」に関するよくある質問
ここでは、「アンナチュラル」に関するよくある以下の質問について解説します。
「アンナチュラル」と「MIU404」の繋がり
「アンナチュラル」と「MIU404」は、同じ世界線上の物語です。
ミコトたちが表立って活躍することはないですが、「MIU404」第4話ではUDIラボが登場したり、坂本役の飯尾和樹さん、神倉役の松重豊さんがカメオ出演したりと、ファン歓喜の演出がされています。
坂本がミコトにもらったムーミンを持っているので、時系列的に「その後」であることが暗示されていたり、中堂との相変わらずな関係性が垣間見えて、にやり…とすること間違いなしです。
まとめ
「アンナチュラル」は今からでも見て後悔のない日本ドラマのひとつ。
1話完結型なので、気軽に見やすいのも魅力のひとつです。
作品が気に入った方は、「アンナチュラル」好きに刺さるドラマ7選で似ているものを探せます。
